成婚報告を対話形式でお届けするシリーズです。
複数の男性とのお見合いや交際で婚活疲れになってしまったRさんでしたが、自身の気付きから、お相手男性に対しての気持ちが動き始めました。
これまで積み重ねてきた経験や悩み、そして行動する中で得た気づきが深く関わっていたようです。
悩んで、迷って、それでも前に進もうとしたからこそ見えてきた「本当の気持ち」――
ぜひRさんの心の動きに触れながら、読み進めてみてください。
初対面でも気負わない彼が好印象でした
安部 お見合いの時のお相手の印象ってどうでしたか?
Rさん 第一印象は「落ち着いた人だな」って。変に気合が入ってる感じもなくて、本当に自然体。
「こんにちは!」って気軽に話しかけてくれて、初対面なのに居心地がよかったんですよ。なんか、久しぶりに会ったみたいな不思議な感覚でした。
安部 初対面でスッと馴染めたんですね。
Rさん 正直に言うと、「顔がすごく好き!」とか「ここがすごい好き!」っていうのはなかったです。でも、全体的に話していてすごく楽で。私、昔販売をしていたので、相手が言葉に詰まると「次の話題をふらなきゃ!」って思っちゃう癖があるんですけど、彼とはそれが全然なくて。無理しなくていい感じがあって、楽だったんです。
「もう1回会ってみたいな」って素直に思えて、それで交際のお申し込みをしました。特別どこが好き!っていうのはなかったけど、話しててすごく楽で、無理しないでいられる人だなって。
安部 Rさんは、無意識で相手に合わせて話しができるから、話題を振ってしまっていたんだよね。それでお見合いで疲れることもあったね。
Rさん 正直、会話が続かなくて疲れちゃう人もいて…。でも、それって会ってみないとわからないんですよね。真剣交際に進む手前で「条件は合ってるのに、価値観が違うな」って思ってお断りしたこともありました。最初は良かったのに、交際に入ったら話が噛み合わなくて「あれ?」って思うことも。
安部 最初の印象と、実際の交際でギャップが出ることもあるよね。
Rさん 話しやすい人もいたんですけど、「この人と一緒に暮らしていけるかな?」っていう将来のイメージが持てなくて、気持ちはずっとニュートラルなまま。「楽ではあるけど、この人と深い話ができるのかな?」って、不安を感じていました。
安部 婚約した彼との交際はどうでした?
Rさん 最初は平行して他の方とも交際してたんですよね。でも、安部さんに面談で「一緒にいたいと思える人に絞った方がいいよ」って言われて、それが心に響いて。そこから彼とだけ向き合うことに決めたんです。
安部 その決断が転機になったんですね。
Rさん 本当にそうです。「一緒にいたいと思える人に絞った方がいい」って言われた時、「そっか、会ってることに意味があるんじゃなくて、心から一緒にいたいと思える人を選ばなきゃ」って、やっと自分の気持ちに気づけたんです。婚約者となる彼とだけ向き合うことで、気持ちの余裕も出てきて、LINEや電話の頻度も増えていきました。彼って、直接会うとちょっと無口だけど、LINEや電話ではよく話すんです。だから、「言いたいことは箇条書きで送ってね」って伝えてて(笑)
それも彼なりのスタイルで頑張ってくれてるのが伝わって、嬉しかったです。
「この人となら、大丈夫」そう思えた瞬間
安部 彼と結婚したい…と感じた瞬間って、ありました?
Rさん 実は、「この瞬間に決めた!」っていうのはなかったんです。でも振り返ってみると、小さな「安心できる瞬間」がたくさん積み重なっていて。気づいたら「あ、この人となら、きっと大丈夫」って思っていた感じですね。
安部 その“安心できる瞬間”って、例えば、どんなこと?
Rさん ひとつ大きかったのは、お正月の出来事です。彼がインフルエンザっぽくて体調が悪そうだったんですけど、「無理しないで、休んでね」って伝えたのに、「久しぶりに会う約束してたし、行くよ」って来てくれたんですよ。もちろん私は「本当に無理しないでね!」「帰って寝た方がいいよ!」って何度も言ったんですけど(笑)
その“約束を大事にしてくれる気持ち”に、すごく誠実さを感じました。
安部 それは嬉しいですね。気持ちを行動で示してくれるって、大きな信頼に繋がりますよね。
Rさん そうなんです。彼って、すごく柔軟な人で。こだわりすぎないけど、やるべきことはしっかりやるタイプ。でも、自分を飾ったり、無理に頑張ったりってことはしないんですよね。常に“素”でいてくれるから、こっちも自然にいられるし、気を張らなくて済むというか…。
安部 一緒にいて、無理しなくていい人なんですね。
Rさん 以前の交際では、相手が常に完璧な自分を見せようとしてて、でも実際は違った…っていうギャップに苦しんだことがあって。最初はいいけど、関係が進んでから「え?そうだったの?」ってなると、こちらも構えちゃうじゃないですか。
安部 そういうギャップって、意外と大きなストレスになりますよね。
Rさん 彼は最初から自然体でいてくれて、むしろ“こういうところもあるけど、それでもいい?”って、自分の弱さも隠さずにいてくれるような人なんです。それがすごく信頼できたし、「ずっとこのままでいてくれるだろうな」って思えたんです。
安部 “ずっと一緒に過ごす”という未来が、ちゃんと想像できたんですね。
Rさん 彼の地元を案内してもらった時に、偶然友達や先輩に会ったんですけど、その時も彼はまったく取り繕わず、普段通りの彼で。お父さんともそっくりで(笑)
「この人の“自然体”って、たぶんずっと変わらないんだろうな」って感じて、そのとき心の中でストンと、「この人となら大丈夫かも」って思えました。
安部 将来を考えるうえで「変わらない安心感」ってすごく大きな要素ですね。
Rさん 恋愛の“ドキドキ”より、“安心感”とか“楽さ”が私にとってはすごく大事だったんだなって、婚活を通して気づけたことのひとつでした。彼はそれを自然に与えてくれる人でした。

プロポーズは“らしさ”満点のサプライズ
安部 プロポーズの時のお話、ぜひ聞かせてください。
Rさん 綺麗なレストランに連れて行ってくれて、「あ、ここで来るかな?」って思ってたら何もなくて(笑)「え、終わり?」って思ってたら、そのあと海沿いをドライブして、お花屋さんに寄ったんです。私は見ないフリして(笑)
最後に公園の駐車場で「これ…読んでくれる?」って手紙を渡されて。彼の気持ちが込められていました。でも、最後に私の名前の漢字を間違ってて、「え、ちょっと!惜しい!」って(笑)
でも、それも含めて、彼らしいプロポーズでした。
安部 ロマンチックですね!そして、彼らしい!(笑)
今後の予定と、婚活中の方へのメッセージ
安部 今後の予定についてはどうですか?
Rさん 今は、どの辺りに住もうね〜って住む場所を探してます。街中より、生活しやすいエリアが希望で、地元のスーパー巡りとかすごく楽しいです(笑)
私が知らない彼の地元のスーパーに行った時も、「なにここー!」って盛り上がったり。
安部 準備期間も楽しんでいる感じが伝わってきます。
Rさん 今は少しずつ生活用品を揃えたり、貯金もしつつ、夏〜秋くらいには住まいや入籍のことも具体的に決めていこうと思っています。私は仕事の引き継ぎもあるので、タイミングを見ながらですが、今のこの準備期間も含めて楽しめてる気がします。
安部 最後に、婚活中の方に伝えたいことがあればお願いします。
Rさん たくさんの人と会うのが目的になってしまうことってあると思うんですけど、大事なのは「この人をもっと知りたい」と思えるかどうか。私は一人に絞って向き合うことで、相手のことも、自分のこともちゃんと見えるようになりました。「無理しなくていいな」と思える相手こそ、長く一緒にいられる相手なんじゃないかなって思います。
おわりに
自然体でいられる、気取らない関係の中にこそ、未来に繋がる“安心感”がある。
Rさんの言葉から、それがしっかりと伝わってきました。
これから婚活を始める方も、今まさに向き合っている方も、ぜひご自身の「心地良さ」を大切にしてくださいね。
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