婚活を始めた友人に相談を受けるとき、どんな人が良いの?と聞くと割と高い確率で「趣味が合う人」という条件が入っている気がします。
確かに私も、かつて婚活をしていた当初は「なるべく趣味が合う人が良いな」と思っていた記憶があります。
結果、どんな人と結婚したのかというと、自分とは異なる趣味を持った夫です。
私はかなりのインドア派で、趣味は映画鑑賞と漫画を読むこと。映画鑑賞といっても、幅広くいろんな映画を観るわけではなく、お気に入りの作品を何度も観て、他人の感想や考察を読んで、さらにその映画について掘り下げることに楽しみを見出すタイプです。漫画も同じで、好きな作品を何度も読んで考察をします。当然外にはあまり出ません。
一方夫はアウトドアもインドアも楽しめるタイプで、趣味は釣りとスポーツ観戦。共通する趣味として漫画は読みますが、好きなジャンルも違えば、私のように何度も読み返したりもしません。
そんなふうに趣味がほとんど一致しない夫婦ですが、夫には私の観たい映画に付き合ってもらったり、逆に私が釣りやスポーツ観戦に付き合ったり、基本的にはお互いの趣味を尊重しています。
新婚旅行でアメリカに行ったとき、夫の希望でNBAの試合を見に行きました。
私はスポーツにあまり関心がなく、内心「バスケ観て面白いのかな?」なんて思っていましたが、実際観ると試合の迫力や観客の熱気がすさまじく、いつの間にかその雰囲気と試合をとても楽しんでいる自分がいました。今でもふと思い出してはまた観に行きたいな~と思ったり。
自分とは違う趣味がある相手だと、そんなふうに自分の知らない世界と出会う楽しみがありますよ。
アエルふくしま マリッジアドバイザー 渡辺