入会希望者の方からの問い合わせで多いのが「会員は何人いますか?」という質問ですが、これは一般的には「異性の会員数」を聞いていると思います。
確かに自分の対象となるような年齢層が少ないのであれば、出会いの数も少なくなると思います。しかし、どうせ気にするなら「(同性の)会員は何人いるか?」です。何故なら、ライバルの数が多い=分母が大きくなればなるほど、一般的には出会える確率は減るからです。
例えば、現在100名の対象となる異性の会員がいたとしても、ライバルとなる同性の会員が200名いるかもしれないのです。単純計算でいえば、分母が多いほうが出会う確率は低くなりますよね。ちなみに、どの婚活においても、一般的には女性より男性の方が数は多いでしょう。
昔「ねるとん紅鯨団」というテレビ番組がありました。5〜6人の男性が一同に跪き、「お願いします!」と、1人の女性に交際を申し込む定番のシーンを、当時視聴していた年代なら覚えていると思います。そして、「じゃあ…お友だちから…」と言われて手を繋ぐのはたったの1人、しかもそれも良いほうで、中には「ごめんなさい」と全員がフラれるシーンを何回視聴したことか。それが今現在ネット婚活の現場でも実際に起こっていますが、ネットだから本人には周囲が見えにくいんです。なので、「会員数が多い」からといって、単純には喜べません。
もう一つ、婚活で成功するために大事なことは、出会いの数は会員数だけで決まらないということです。「相手が100名もいれば、10人くらいは出会えるだろう」と思うかもしれません。しかし、大事なことが欠落しています。相手もアナタに会いたいと思わなければ、出会いにはなりません。
つまり、相手とのバランス、「釣り合い」が大事だということ。かなり厳しい言い方をすれば、異性の会員が1,000人、10,000人、100,000人在籍してるとしても、決まらない人は決まらない、ということです。
先ほどの「ねるとん」の例で言うところの、「5〜6人も告白しているのだから、1人くらいは付き合えるだろう」と思っていたら、まさかの全員お断り。。。それが現実です。単純に会員が多い=出会いが多いという数式にはなりません。このことをよく理解して婚活すれば良いと思います。
それでは、また!
アエルふくしま代表・仲人士 市川